2019年4月16日(火)、久留米市社会福祉協議会にて行われた介護事故に関するセミナーにおいて、福岡事務所の尾上太一弁護士が講師を務めました。
尾上弁護士は、「介護業界での時間管理の必要性~弁護士の立場から~」と題した講演を行い、介護事故の基礎知識や、民事上の責任・職員との間で生じうる紛争と裁判例、労働時間管理・圧縮のメリットなどについて、スライドを使いながらわかりやすく解説しました。
介護事故の発生により、事業者は民事上・刑事上・行政上の責任を負う可能性があります。
責任を負うか否かは様々な観点から判断されますが、本セミナーでは、実際の裁判を例に、どのようなケースでどういった責任が生じたかを説明し、事業者の方々により理解を深めていただくことができました。
また、近年、労働関係の訴訟や労働審判が増加傾向にあります。事業者には、パワハラ・セクハラ・マタハラなどのハラスメントを防止する体制を構築する義務があるということを改めてご認識いただくことが重要です。
超高齢社会を迎え、介護に関する問題は、他人事ではなくなっております。
今後も弊事務所では、講演などを通じて、啓発活動に取り組んでまいりますので、格別のご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
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