こんにちは。弁護士の八木田でございます。
今回のコラムを担当させていただきますので、よろしくお願いいたします。
さて突然ですが、皆さまご存知でしょうか。
ご家庭のエアコンの吹き出し口に1枚ないし2枚の羽のようなもの(ルーバー)が付いているのですが、この2枚を水平に動かすよりも、多少、風の出口に向けてすぼめたほうが、より早く遠くまで風を届けることができるようです。
子供のころ、庭で水遊びをしているときに、ホースの口をすぼめると水が勢いよく出た、そんな経験をした方も少なくないと思いますが、これと同じ現象のようです。
関東が梅雨明けして、連日の猛暑となっている中、早く冷房の効くことを願っているわけですが、メーカーの研究により、ルーバーの向きをちょっと変えることによって、より効果的な空調に近づいてきたということのようです。
このような小さな差が大きな違いを生じる場面には、仕事柄、よく遭遇します。
男女関係であれば、小さなボタンの掛け違いから、気が付いたら修復不能な状態になってしまったり、あるいは、交通事故であれば、保険会社から提示された金額と弁護士が間に入った場合の金額も、やはりそれなりに大きな差となって現れます。
このように、日常では見逃してしまったり、あるいは、選択しなかったりすることによる小さな差が、実は、気が付かないうちに大きな違いとなってしまうというのが現実と言っても過言ではないと思います。
小さな差に気付くこと、そして、それに適切に対処すること、それが、我々弁護士が専門家として求められている素養の一つであると考えております。
「こんなことで相談してよいのかしら」、そう考えずに安心してご相談にお越しいただけるように、弊事務所では初回30分を無料相談とさせていただいております。
小さな差が大きな違いにつながることも少なくありませんので、梅雨明けの暑い日のエアコンを思い出していただき、転ばぬ先の杖と思って、ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。